「木洩れ日・・」題名の由来    


           
もうあれから一年になるのですね…。
初めてご訪問下さった方には よく分からないでしょうけど。
小夏が体調を崩して 足腰を痛めて歩けなくなってしまった事がありました。

へぇ〜もう一年になるのかぁ。。恐っろしいぐらい 早く過ぎて行った一年です。

昨年の今頃は…
もう腰が痛い!足も痛いっ!どこもかしこも筋肉が硬くこわばってガチガチ。
病名もはっきりしないまま、仕事も休めないままにリハビリへ通った日々でした。

情けないぐらいヨタヨタの体で、大学病院のリハビリ室に入って行きました。

80代ぐらいのおじーちゃんやおばーちゃんが 先生から治療して貰っている。
…んだけど、ものすご〜〜くみんな 痛がって悲鳴を上げてるんですな。
若い先生達は、汗をかきながら ギューギュー絞り上げてる!
(みたいに見えたんです。。)
 「いいですかぁ〜 自分で自分の体を取り戻すんですよぉ!
   そんなんじゃ ダメダメ! 自分の力で立ち、自分の力で歩かないと!」
寝たきりになってしまう・・という意味らしい。

もうそれはそれは 痛そうで。じーちゃんでも泣きながら必死になってる。

これって まるでどこかで見た地獄の絵みたい・・・
鬼に痛い目に合わされて 苦しむ地獄に堕ちた人々とかぶってしまうのです。
先生の厳しい言葉が 痛む体をヨッコラショッ!とベッドに上がった小夏に刺さります。

当然、小夏の初めての治療も激しく痛かったです。

痛いっっ・・ってくちびる噛み締めながら ふと向こうを見ると、
小さなおばーちゃんが 立つ練習をしてるんですな。
まるで赤ちゃんが始めてたっち する日みたいです。

    ↓以下はその日の日記です

 朝起きたら一面の雪!
リハビリ室からの景色は まるで雪国。
床暖房まで施されているのかな?とっても部屋中があったかい。

80歳ぐらいの可愛いおばあちゃんが ちょこんと車イスに座っている。
「さぁ〜立ちあがる 練習してみよっか?」って、若い先生が言う。
「すみませんねぇ…。こんな立つだけの為に、忙しい先生の手を煩わして・・」。

若い、しかもジャニーズ系のイケメン先生が 優しく言う。。
 「何言うてんの・・長いことおばあちゃん、いっぱいお世話して来たんやろ?
  今度はちょっと 世話になっても気にせんでもええんよぉ…」って。
なんかそのやり取り聞いてて 泣きそうになってしまった。
この部屋が温かいのは 暖房のせいだけではなかったのねん

  

厳しく叱咤激励しながら 全力挙げて治療してくれる先生。
痛くて泣きながらも 頑張る患者達。
早く元気に社会へ復帰したい!って思いは同じです。

実は「木洩れ日の病棟」とい題名は、ある健康雑誌の連載から引用させて貰ったのですが。
このリハビリ室の空気が とってもあたたかいんですね。
ここはまるで「木洩れ日の病棟」みたい・・って思った小夏なのでした。



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